こんにちは。個別指導塾で受験指導を得意とする個別館です。
今回は、大阪府の公立高校入試の内申点の計算方法をお伝えします。
公立高校入試の合否は中学の内申点と当日の学力検査の合計点で合否が決まります。都道府県によって、当日の学力検査の比率が大きい「実力重視」の方式、一方、通知表の比率が大きい「内申点重視」の方式があります。
大阪府の高校入試は、学校によって比率が変わるが、多くの学校は「実力重視」!
大阪府の内申点は、『中1から成績が含まれる』、『中3の比率が高い』
大阪府の合否判定は内申点450点満点、学力検査450点満点の計900点満点で算出します。
中1から中3まで全学年での成績が反映され、比率としては、中1、中2、中3それぞれ1:1:3となります。
例えばこちらのAさんのように、中1が36、中2が41、中3が45の場合は、450点満点になるようにそれぞれの比率に2を掛ける計算式になります。
大阪府の学力検査は学校によって『英数国の問題レベルが異なる』、『配点が90点満点』!
学力検査についてです。90点満点、5教科で450点満点です。
ここで、1点注意することが、英語、数学、国語の3教科は学校により問題の難易度が異なる点です。旧第一学区の高校を例としてご説明しますと、北野・豊中高校など、上位校はC問題が出題されます。
大阪府の学力検査は、「学校によって英数国の問題レベルが異なること」、「配点が100点満点ではなく90点満点であること」が特徴です。
合否判定の計算方法
大阪府の公立高校入試は学校によって、内申点と学力検査の点数の比率が異なります。
先ほど同様に、旧第一学区の学校を中心とした北摂エリアで紹介しますと、ほとんどの学校がタイプⅠかタイプⅡを採用しています。そして、北野、茨木、豊中などの上位校は学力検査の比率がより高くなっています。
では、箕面高校か北千里高校を志望しているBさんの例を挙げてみましょう。
タイプⅠの箕面高校の場合、内申と学力検査が3:7となるので、398×0.6+284×1.4の計算となります。タイプⅡの北千里高校の場合、内申と学力検査が4:6になるので、398×0.8+284×1.2の計算になります。
そして実際に計算するとタイプⅠは636.4、タイプⅡは659.2の結果になるので、このBさんの場合、タイプⅡの学校の方が合計得点は高くなると言えます。
大阪府の公立高校入試は学校によって計算方法が異なりますので、注意が必要です。また実力重視ではありますが、内申点は中1から入るので、早いうちから高校受験の準備を始めましょう。