【高校受験】兵庫県公立高校 一般入試傾向と対策~国語編~

こんにちは。個別指導塾で受験指導を得意とする個別館です。

今回は、兵庫県の3月公立高校一般入試、国語について、2022年度入試の問題をもとに解説します。

試験時間は50分間でした。
問題用紙は見開き5ページあり、全部で5つの大問に解答します。小問数は37題です。
兵庫県の公立高校入試の大きな特徴として選択式や抜き出し式の問題が大半を占め、記述式の問題はありませんが、
選択式の問題は紛らわしいものが多く、油断は禁物です。

出題分野:現代文、古文・漢文、会話文・資料

一つずつ、順番に見ていきます。

Ⅰ会話文・資料

割合としては全体の20%でしたが、2019年度から毎年大問1つ分として出題されており、対策は必須です。

会話文・資料の小問数は7題でした。課題と会話文、資料の3つを照らし合わせながら、適切なことばを当てはめる問題が出題されました。文脈をしっかり読み解き、消去法で回答を絞りながら、素早く解答を導く練習が大切です。

 
  
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Ⅱ漢文・古文

毎年出題されており、全体の4分の1を占める構成となっていました。漢文・古文ともにそれほど長くなく、比較的読みやすい文章で傾向も例年と変わりありませんでした。標準レベルの問題のため、文法や語彙の基礎知識を固めておくことが大切です。

■大問二 漢文
大問二の漢文は、書き下し文と漢文がならび、合わせて約165語の文章となっており、主語と内容の理解を問う設問があるため、文章を読み進めていく中で登場人物を把握し、内容を的確に捉える練習が必要です。また、書き下し文の返り点をつける問題は毎年出題されているため、しっかり確認しましょう。

■大問三 古文
大問三の古文は、約190語で『徒然草』からの出典でした。
本文の要旨を問う問題が主題されるため、筆者の考えが述べられている部分を捉え、要約する練習をしておく必要があります。
【Point !】
筆者の考えは文の最後の方にまとめられていることが多い!

Ⅲ現代文

全体の半分以上を占めるため、とても重要な部分です。現代文の傾向も例年通りでした。
記号問題、小問数が多く、選択肢が紛らわしいため、時間配分には注意が必要です。また、漢字や文法といった現代文の知識が問われる問題10問ほど出題されておりました。こちらも毎年出題されていますので、過去5年ほどの問題を確認し、確実に対策をしましょう。

■大問四 文学的文章
内容的には比較的平易な小説文で、約2060語の文章量となっており大問一から三に比べて時間を要とする問題でした。登場人物の心情が問われる問題が多いため、時や場所の変化に着目しながら、場面や情景をしっかりイメージして解く練習をしましょう。

■大問五 論理的文章
最も文章量と小問数が多く、難易度も高い大問でした。
全体の3割を占める大きな配点となっているため、大問五に割く時間を多めにとれるよう、戦略を立てておくとよいでしょう。
内容把握を問う問題が多く出題されていましたので、読解を進める中でキーワードをつかみ、論理の流れを的確に把握することが鍵となります。

公立高校入試 国語のポイント!

◎会話文・資料の問題を積む
毎年大問で出題され、読解力や表現力が求められるので会話文や資料の見方を確認する。

◎漢文・古文は基礎知識を固める
標準レベルの問題となっているので、基礎知識を固め、毎年出題される仮名遣いや返り点などの問題に得点できるようにする。

配点が高い現代文で差をつける
文章量が多く、最も配点が高いので、しっかり得点を稼ぐためにも戦略を立てて現代文に十分な時間を取りましょう。
紛らわしい問題が多いが、焦らず取り組むことことで的確に解答を導きだす。

 
  
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